CD付き!(7曲収録)》
臼井先生作詞・作曲の『しあわせ運べるように』を収録したチャリティーCDブック発売中!
『CDブック しあわせ運べるように』(アスコムより発売中)
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歌にまつわる感涙のエピソード、
先生と子どもたちとの感動の物語が満載!
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震災後初めて、自分が伴奏して
無事だった子どもたちとこの歌を歌えたとき、
涙がぽろぽろとこぼれてきました。
――これこそがしあわせだったんやな、と。
音楽の教師として、自分は仕事として
いつもピアノを弾いて子どもたちと一緒に歌を歌っていました。
それが失われて初めて
「これこそがしあわせだったんだ」と気がついたのです。(本文より)
■臼井先生のプロフィール
臼井 真 (うすい・まこと)
1960年、兵庫県神戸市生まれ。
神戸市内の小学校で音楽専科教諭を務める。
1995年、阪神淡路大震災で東灘区の自宅が全壊。
震災から約2週間後、身を寄せていた親戚宅で、
生まれ育った街の変わり果てた姿を
テレビニュースで見て衝撃を受け、
わずか10分で「しあわせ運べるように」を作詞・作曲。
この曲は、多くの人々の心を捉え、希望の灯となり、
神戸復興を願うシンボル曲になった。
神戸では、市内の小学校をはじめ、追悼式典、
KOBEルミナリエ、成人式等で、19年間大切に歌い継がれている。
2004年、新潟中越地震の際は、
神戸から被災地に届けられた。
また、英語、中国語、フランス語、ペルシャ語、トルコ語、
イタリア語、カンボジア語、ハンガリー語に訳されて海外でも歌われている。
2011年、東日本大震災後、
同時多発的に東日本の被災地に広がり、
感動を呼んでいる。
また、著者は独自の音楽指導で知られ、
小学生のための自作のオリジナル曲を300曲以上作詞・作曲している。
なかでも「みえない翼」は、神戸市内の小学校で広く歌われる曲の一つで、
この曲を歌う児童や保護者の多くが心打たれ、涙している。
音楽を通して、やさしさや人の心の痛みがわかる子、
目に見えないものの美しさがわかる子、
さまざまなことに感動して涙を流せるような子になってほしいと願い、
現在は、勤務する小学校で音楽を教えながら、
各地で『しあわせ運べるように』の指導、
曲に込めた想いなどについての講演活動も行う。
■もくじ
ライナーノーツに代えて
プロローグ 天使がつれてきた音楽の神様
・歌詞はこみ上げ、メロディーは舞い降りた
・「音楽の神様が聴いてくださっていますよ」
・子どもたちの歌声がキラキラと降り注いで…
1章 東日本大震災、よみがえる阪神淡路大震災
・3月11日、午後2時46分、記憶は16年前へ
・「淡路島が沈んだらしいぞ!!」
・次の余震で死ぬかもしれない…
・「生きてたんか!」
・音楽の先生なんて、役に立たない!
・涙がぽろぽろぽろぽろ
2章 『しあわせ運べるように』が生まれた日
・神戸の街が…、 ふるさとが消えた
・♪ソドドドレミミレドシーソラシー♪
・ボランティアの人たちが全員泣いた
・しあわせを運ぶ天使の歌声合唱団
・10年たってわかったこと
・タイトルが硬いんちゃう?
・最初に歌ってくれた子どもたち
・避難所のスピーカーから流れ出した歌
・「これや! これこそ共に生きる歌や!」
・ひとり歩きを始めた「復興の歌」
3章 歌と子どもたちが教えてくれたこと
・私を救ってくれた最初のオリジナル曲♪『心のハーモニー』
・歌のテーマは「子どもたち」
・専属歌手も子どもたち
・子どもたちとの距離を近づけてくれた
・♪『ひびかせよう心の歌』
・♪『すべての人に』
・♪『輝くあなたを』
・♪『広島の空に』
・♪『ようこそ! ○○小学校へ』
・♪『あなたの心に』
・三つ子の魂、今まで
・先生になんか絶対に向いていない
・子どもたちが教えてくれた教師は「天職」
・より厳しい被災状況の学校へ転勤
・♪『いつも心は46人分』
・生き残った意味
4章 感動できる人に
・完全に無視された新任時代
・音楽室でひとり流した涙
・こんなにきれいな声で歌えるなんて
・感動で流す涙は「宝石の涙」だ
・音楽で「感動できる心」を育てたい
・涙で歌う音楽会のエンディング曲♪『みえない翼』
・先生からの涙のアンサーソング♪『未来への希望の翼』
・心豊かな人になってほしい
・努力は必ず報われる「がんばり記録表」
・がんばった子は全員が主人公
・2トントラックいっぱいの楽器
・涙のあとにまた涙♪『ラストソング 巣立ちゆく教え子へ』
5章 東日本の皆さんへ、しあわせ運べるように
・仙台市立八軒中学が歌ってくれた
・東北に歌声がとどくとき
・『しあわせ運べるように』が運んできたもの
・イランへ、新潟へ、アルジェリアへ
・15年たった遺族の思い
・愛、希望、天に響く歌声♪『歌は音楽の天使』
エピローグ 亡くなった方々のぶんも、毎日を大切に生きてゆこう